常設展 【「嵯峨人形 首振唐子」と岡本玉水作「おせん」が登場‼】
公開日:2023年7月10日(月)

お知らせ
展示室2「コレクション展示 日本の人形」は定期的に展示替えを行っています。
西澤笛畝コレクションをはじめとする約5,500点の中から、季節や企画展・特別展などのテーマに合わせて、日本の人形を代表する名品や希少
品の数々を展示しています。

今回は、展示室2に「嵯峨人形 首振唐子」と岡本玉水作「おせん」が登場!いずれもこれからの展覧会に関係する人形です。

「嵯峨人形 首振唐子」は、人形玩具研究家・西澤笛畝の旧蔵品で、嵯峨人形の名品として知られるものです。嵯峨人形は仏師が余技として作り始めたものと考えられていますが、この人形も神秘的な雰囲気を醸し出しています。特別企画展「人形 未来へのまなざし―中村信喬作品展」(会期:7月29日~9月10日)では、中村信喬氏が同人形を復元した作品が展示される予定です。特別企画展会期中には、ぜひ見比べてご覧ください。

また、岡本玉水作「おせん」。こちらは、御所人形の名手として知られる岡本玉水(1898~1972)の作品。江戸・明和年間の浮世絵によく描かれた水茶屋の看板娘「おせん」を題材としたものです。玉水は御所人形の作家として知られていますが、浮世絵を基にした作品も手掛けており、浮世絵美人を巧みに人形化しています。このようなすらりとした姿態の人形も、秋の特別展「岡本玉水 人形芸術にかけた生涯―御所人形から玉水人形へ―」(会期:10月7日~12月3日)のなかで多数紹介する予定です。

そのほか、子供の成長を祝う節句人形、見て遊んで楽しむ古典人形、個性あふれる魅力の創作人形など展示していますので、ぜひご覧ください!

  嵯峨人形 首振唐子 三五雛
              嵯峨人形 首振唐子                岡本玉水作 おせん 
  
         博多人形 元禄踊
学芸員による常設展展示解説
 毎月22日(休館日等の場合は次の開館日)は、にんぱく*の日!     *岩槻人形博物館の通称
 日時:2023年8月22日(火) 午後2時~(30分程度)
 ※ 申込不要、要観覧券。当日展示室前にお集まりください。
 
 
 
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