常設展「御所人形 鶏合」展示中!  
公開日:2023年3月7日(火)

イベント
展示室2「コレクション展示 日本の人形」は定期的に展示替えを行っています。
西澤笛畝コレクションをはじめとする約5,500点の中から、季節や企画展・特別展などのテーマに合わせて、日本の人形を代表する名品や希少
品の数々を展示しています。

今回は、展示室2のウェルカムケースに「御所人形 鶏合(とりあわせ)」を展示しました。鶏合は闘鶏(とうけい)ともいい、雄の鶏同士を闘わせる遊戯。恵比寿(烏帽子(えぼし))と大黒(頭巾(ずきん))に見立てられた童子がそれぞれ鶏を抱えて対峙し、その間には両者の呼吸をうかがう行司役が配されています。鶏を放つ直前の緊張感と臨場感が表現されていますので、ぜひ実物を通してその世界観をお楽しみください。                     また、3月12日まで行われました まちかど雛めぐりのポスターやパンフレットに掲載されている「次郎左衛門雛」も展示しています。次郎左衛門雛とは、まん丸の頭(かしら)に引目鉤鼻(ひきめかぎはな)の顔立ちが特徴のお雛さまです。品のある雰囲気で、江戸時代の大名家や公家の人々に好まれたそうです。女雛は、色鮮やかな文様織の唐衣(からぎぬ)と五衣(いつつぎぬ)、男雛は黒く染めた束帯の表着(うわぎ)を着ていて、衣裳が豪華です。特に女雛の装飾は退色も少なく、保存状態も良好で、彩色ゆたかな姿を見せてくれます。貴重な次郎左衛門雛の姿をぜひご覧ください。

   
              御所人形 鶏合                   次郎左衛門雛 
 
学芸員による常設展展示解説
 毎月22日(休館日等の場合は次の開館日)は、にんぱく*の日!     *岩槻人形博物館の通称
 日時:2023年4月22日(土) 午後2時~(30分程度)
 ※ 申込不要、要観覧券。当日展示室前にお集まりください。
 
 
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、予告なく中止・変更する場合があります。ご了承ください。
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