お知らせ

展示室２のウェルカムケースに「御所人形　獅子舞」を展示しました。

揃いの腹掛けに袖無しの羽織を着けた３体の童子。
１体が叩く太鼓の音に合わせ、２体が舞い踊ります。

中央の童子は大きな獅子頭を被り、深く腰を落としています。反動をつけ、この後ぐんと伸び上がるのでしょうか。左足をひょいと上げた童子は、両手を前に出していることから、獅子頭の布を持つ係かもしれません。

艶やかな白い肌が魅力の御所人形は、子孫繫栄のシンボル。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　丸々と肥えた男児の姿を表現しています。本作では、御所人形が魔除けの芸能である獅子舞の演者に見立て(※)られており、一層おめでたい雰囲気が漂っています。

表情も浮き浮きと、楽しそうな一座のお出ましです。

ぜひ、ご覧くださいね♪

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※「見立」・・・あるものを別のものになぞらえて表現すること。伝統的な日本の文学や芸術でよくみられる表現方法。