常設展 創作人形コーナー:久保佐四郎作「矢の根」、平田郷陽作「桃太郎」、野口光彦作「雨に躍る」を展示しました!「雨に躍る」は初登場‼   
公開日:2025年5月13日(火)

お知らせ
展示室2「コレクション展示 日本の人形」は定期的に展示替えを行っており、西澤笛畝コレクションをはじめとする5,500件以上の所蔵品か
ら、季節や企画展・特別展などのテーマに合わせて、日本の人形を代表する名品や希少品の数々を展示しています。

創作人形コーナーでは、作家が一つの作品をトータルコーディネートして制作された芸術性の高い人形を展示しており、今回は、自身の作品に初めて落款を入れた創作人形作家の先駆けと評される久保佐四郎、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された平田郷陽及び近代御所人形の創始者と称される野口光彦の3作品を展示しました。                                                                                                                                                                                       久保佐四郎 は、江戸時代の嵯峨人形を復刻した、木彫りに置き上げ彩色を施した人形を得意とし、本作「矢の根」は、歌舞伎十八番の一つ『矢の根』の名場面に取材したもので、曽我五郎が仇討ちを念じながら矢を研ぐ姿を表した作品です。本作は、当館の開館5周年を記念して、観覧した方に配布しているコレクションカードの絵柄のデザインにもなっています。
平田郷陽作「桃太郎」は、写実とデフォルメのバランスが取れた作品で、きゅっとつぐんだ口元がかわいらしいです。
野口光彦作「雨に躍る」は、白い肌と滑らかな姿態をした童子の御所人形で、躍動感にあふれ、強い生命力や神秘性を感じさせる、あどけない表情が印象的な作品です。                                                                                                                                                            

これらの創作人形の世界をお楽しみいただきながら、この他にも、子供の成長を祝う節句人形、見て遊んで楽しむ古典人形などを展示していますので、ぜひご覧ください!

久保佐四郎 矢の根                
              矢の根                      桃太郎                      雨に躍る                                                              
  
学芸員による常設展展示解説
 毎月22日(休館日等の場合は次の開館日)は、にんぱく*の日    *岩槻人形博物館の通称
 日時:2025年6月22日(日) 午後2時~(30分程度)
ボランティアによる常設展展示解説
 日時:2025年6月7日(土) 午後2時~(20分程度)                                                              
※ 上記2つの展示解説は、当日、展示室前にお集まりください。申込不要、要観覧券。
 
 
 
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