お知らせ
【5月22日は常設展展示解説の日】 常設展 古典人形コーナー:「奈良人形 葵の上」を展示しました!
公開日:2025年5月13日(火)
お知らせ
展示室2「コレクション展示 日本の人形」は定期的に展示替えを行っており、西澤笛畝コレクションをはじめとする5,500件以上の所蔵品か
ら、季節や企画展・特別展などのテーマに合わせて、日本の人形を代表する名品や希少品の数々を展示しています。
古典人形コーナーでは、江戸時代に登場し、日本人の美意識が反映された様々な古典様式の作品を展示しています。 今回は、「一刀彫」とも呼ばれる木彫りの彩色人形である奈良人形を展示しました。奈良人形は、元は春日大社(奈良県奈良市)の若宮の祭神具を飾るために作られたといわれています。本作「奈良人形 葵の上(あおいのうえ)」は、『源氏物語』を基にした能「葵上」に取材しており、左は、光源氏の妻・葵の上に嫉妬し恨む六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)の生霊で、右は、加持祈祷をする山伏・横川(よかわ)の小聖(こひじり)です。六条御息所には女面が付いており、被せられるようになっています。
この他にも、見て遊んで楽しむその他の古典人形、子供の成長を祝う節句人形、個性あふれる魅力的な創作人形などを展示していますので、ぜひご覧ください!
奈良人形 葵の上
学芸員による常設展展示解説
毎月22日(休館日等の場合は次の開館日)は、にんぱく*の日 *岩槻人形博物館の通称
日時:2025年5月22日(木) 午後2時~(30分程度)
ボランティアによる常設展展示解説
日時:2025年6月7日(土) 午後2時~(20分程度)
※ 上記2つの展示解説は、当日、展示室前にお集まりください。申込不要、要観覧券。