お知らせ
常設展 端午の節句を祝う「神功皇后・武内宿禰・従者」「鍾馗」が登場‼
公開日:2025年4月10日(木)
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展示室2「コレクション展示 日本の人形」は定期的に展示替えを行っており、西澤笛畝コレクションをはじめとする5,500件以上の所蔵品か
ら、季節や企画展・特別展などのテーマに合わせて、日本の人形を代表する名品や希少品の数々を展示しています。
端午の節句には、鎧や兜、あるいは武者人形などを中心に、武具や諸道具を配して飾り付け、男子の健やかな成長を祈りました。今回、ウェルカムケースに「神功皇后(じんぐうこうごう)・武内宿禰(たけのうちのすくね)・従者(じゅうしゃ)」を展示しました。本作は、『日本書紀』に登場し、妊娠中ながらも海を渡り新羅に戦いを挑み、帰路に筑紫で応神天皇を出産したという武者姿の神功皇后と、幼い応神天皇を抱えた忠臣の武内宿禰の姿を組で表しています。母性と武勇を兼ね備えた女帝の姿は人々に親しまれ、五月人形として全国に普及しました。 また、その奥には、黒々とした豊かな髭、額には血管が浮かび上がり、眼光鋭い勇猛な姿をしている「鍾馗」を展示しました。中国から伝来した鍾馗は、邪気や疫病を退ける神として信仰され、江戸時代には幟や人形となり、端午の節句飾りには欠かせない存在となりました。本作は、当館の開館5周年記念として、観覧した方に配布しているコレクションカードのデザインにもなっています。
この他にも、その他の節句人形、見て遊んで楽しむ古典人形、個性あふれる魅力的な創作人形などを展示していますので、ぜひご覧ください!
神功皇后・武内宿禰・従者 鍾馗
学芸員による常設展展示解説
毎月22日(休館日等の場合は次の開館日)は、にんぱく*の日! *岩槻人形博物館の通称
日時:2025年4月22日(火) 午後2時~(30分程度)
ボランティアによる常設展展示解説
日時:2025年5月3日(土・祝)、4日(日・祝)、5日(月・祝) いずれも午後2時~(20分程度)
※ 上記2つの展示解説は、当日、展示室前にお集まりください。申込不要、要観覧券。