常設展 もうすぐお正月!正月行事に見られる作品を展示中‼
公開日:2024年12月24日(火)

お知らせ
展示室2「コレクション展示 日本の人形」は定期的に展示替えを行っており、西澤笛畝コレクションをはじめとする5,500件以上の所蔵品から、季節や企画展・特別展などのテーマに合わせて、日本の人形を代表する名品や希少品の数々を展示しています。
新年を迎えるお正月に合わせた作品として、ウエルカムケースに「左義長羽子板・源氏歌かるた」、古典人形コーナーには「御所人形 獅子舞」、浮世絵コーナーでは「くらびらき」「当世見立凧つくし」を展示しました。                                        「左義長羽子板」は、小正月に魔除けとして行われた宮中行事の左義長(正月15日、帝の書初め、短冊、扇面などを焼く行事で、清涼殿の庭に青竹などを組み、藁で覆い火を放つもの)の様子が描かれています。上層の人々の間で贈答品に用いられたもので、置き上げ彩色が施された豪華な作りとなっています。                                                     「御所人形 獅子舞」は、獅子頭を担いだり、太鼓を打ったり踊ったり、楽しそうな童子たちの姿を表しています。獅子舞は、疫病退散や五穀豊穣を祈願して祭礼や正月に行われるもので、今の季節にぴったりです!                                                                                                                        「くらびらき」は、右が金太郎、左が山姥。くらびらきとは、新年に初めて蔵を開ける行事で、主に1月11日に行われます。一般的には鏡開とも呼ばれ、鏡餅を下げる日ですが、武家では具足開ともいい、兜が置かれた具足櫃も描かれています。                                                    「当世見立凧つくし」は、歌舞伎役者の当たり役を凧に描いた凧つくしの1枚で、蛸型の凧、奴凧、鳶凧など様々な形の凧も楽しいです。
ぜひ、作品を通してお正月のおめでたさを感じていただきたく、この他にも、子供の成長を祝う節句人形、見て遊んで楽しむ古典人形、個性あふれる魅力の創作人形などを展示していますので、ぜひご覧ください!
 
                   
     左義長羽子板 源氏歌かるた               御所人形 獅子舞                                       
 
        くらびらき                   当世見立凧つくし
 
学芸員による常設展展示解説
 毎月22日(休館日等の場合は次の開館日)は、にんぱく*の日    *岩槻人形博物館の通称
 日時:2025年1月22日(水)、2月22日(土) 午後2時~(30分程度)
ボランティアによる常設展展示解説
 日時:2025年2月23日(日・祝)、2月24日(月・休)、3月9日(日) 午前11時~・午後2時~(20分程度)                                                                
※ 上記2つの展示解説は、当日、展示室前にお集まりください。申込不要、要観覧券。
 
 
 
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