岩槻をはじめとした埼玉県は日本最大の日本人形の生産地です。この展示室では、人形はどのように作られているのか、伝統的な技法を中心に紹介します。
人形の製作道具や材料、近隣で作られた人形や文献などの資料を展示するほか、現代の職人による人形作りの様子を映像でご覧いただけます。
 

展示内容

人形ができるまで
人形作りは、頭、胴(衣装)、小道具作りなど、分業で行われ、問屋で組み立てられて完成します。このコーナーでは、伝統的な技法による頭作りを中心に、人形の製作道具を展示し、その工程と現代まで受け継がれてきた人形作りの技を紹介します。

人形作りの様子(面相描き)

埼玉で生まれた人形
明治から昭和初期頃、岩槻をはじめ埼玉県は、節句飾りのほか、雛人形に添えて飾る「浮世人形」や「裃雛」などが作られていました。また、第二次世界大戦後には、さらに多様な人形が作られるようになり、伝統的工芸品に指定されている「江戸木目込人形」も盛んに作られています。ここでは、岩槻を中心に地域ゆかりの人形や関連資料を展示します。

鈴木 賢一 作 天まで上がれ

PAGE TOP
PAGE TOP