企画展
企画展「にんぱくの人形修復 ~文化財を未来へ~」
会期 | 2024年7月20日(土)~2024年9月8日(日) |
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開館時間 | 午前9時~午後5時 ※ 入館は閉館時刻の30分前まで |
休館日 | 月曜日 ※ 8月12日(月・休)は開館 |
観覧料 | 一般300円(200円)、高校生・大学生・65歳以上 150円(100円)、小学生・中学生 100円(50円) ※ ( )内は20名以上の団体料金。 ※ 障害者手帳をお持ちの方と、付き添いの方1名は半額になります。 ◎「ゆかた de 盆美&にんぱく」:ゆかた(着物可)で岩槻人形博物館に来館すると、観覧料無料。 【開催期間:2024年7月15日(月・祝)~9月8日(日)】 |
主催 | さいたま市岩槻人形博物館 |
―にんぱくの人形修復15年間のあゆみ―
にんぱくの主な所蔵品である人形は、木や和紙、胡粉、染織品などの様々な素材からなるデリケートな資料です。そのため、人形が置かれた環境や経年による劣化からは、どうしてもまぬがれることはできません。これらの人形を末永く後世に伝えていくためには、修復は必要不可欠です。
当館では、現状維持を基本とし、オリジナルの情報をできるだけ変えないという文化財修復の理念のもと、平成21年(2009)度から継続的に修復を行ってきました。令和2年(2020)の開館時には博物館内に修復室を設け、日頃から修復技術者と共に人形修復を行うという、全国的にも珍しい当館の特徴的な事業の一つとして今日まで続いています。
本展では、劣化の各症状・素材別の処置から、修復が困難な人形衣装の復元事例まで、これまで当館で行ってきた人形修復事業について紹介します。文化財としての人形修復はまだ始まったばかりです。にんぱくがこの15年間、試行錯誤をしながら培ってきた人形修復の成果と、その未来について考えます。
※ 「にんぱく」は、さいたま市岩槻人形博物館の愛称です。
人形修復の様子
主な展示資料
御所人形 裸童
江戸時代
八人雅楽
江戸時代
有識雛
江戸時代
(男雛は復元した衣装を着用)
胡粉層の割損・斑点状の汚れ等の修復
御所人形 つくね(部分)処置前・処置後
江戸時代
劣化した繊維の修復
八人雅楽(部分)処置前・処置後
江戸時代
有識雛(男雛)のオリジナル衣装 半尻
※すべて、さいたま市岩槻人形博物館蔵
関連イベント
講演会「博物館コレクションの保存修復」
講師:野中 昭美 氏(東京国立博物館保存科学課保存修復室主任研究員)
日時:8月31日(土) 午後2時~3時30分
会場:当館会議室
参加費:無料
定員:30名 ※ 応募者多数の場合は抽選
締切:8月6日(火)
トークイベント「文化財修復技術者として生きる」
登壇者:新井 榛名 氏(当館修復技術者)× 平井 美江 氏(公益財団法人 德川記念財団非常勤学芸員)
日時:8月3日(土) 午後2時~3時30分
会場:当館会議室
参加費:無料
定員:30名 ※ 応募者多数の場合は抽選
締切:7月9日(火)
【申込方法】
◉ 往復はがき
① 応募イベント名、② 参加者氏名(ふりがな)、③ 郵便番号・住所、④ 電話番号を明記のうえ、当館までお送りください。
※ 小・中学生の場合は、⑤ 学年、⑥ 保護者氏名(ふりがな)もご記入ください。締切当日の消印有効。
【申込先】
〒339-0057 埼玉県さいたま市岩槻区本町6-1-1
さいたま市岩槻人形博物館 宛
◉ インターネット
各応募イベントの「さいたま市生涯学習情報システム」よりご応募ください。
※ 受付は締切当日の午後11時59分まで。
学芸員と修復技術者による展示解説
日時:7月27日(土)、8月25日(日)、9月1日(日)
いずれも午後2時~ (40分程度)
※ 申込不要、要観覧券。当日展示室前にお集まりください。
※ 3名の当館修復技術者が1日ずつ担当します。
7月27日(土):足立 収一 氏
8月25日(日):桐原 瑛奈 氏
9月 1日(日):長井 まみ 氏
同時開催
「ゆかた de 盆美&にんぱく」
ゆかた(着物可)で岩槻人形博物館に来館すると観覧料無料。
開催期間:2024年7月15日(月・祝)~9月8日(日)