企画展
特別展「岡本玉水 人形芸術にかけた生涯」
― 御所人形から玉水人形へ ―

会期 | 2023年10月7日(土)~2023年12月3日(日) |
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開館時間 | 午前9時~午後5時 ※ 入館は閉館時刻の30分前まで |
休館日 | 月曜日 ※ 10月9日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 一般/400円(250円)、高校生・大学生・65歳以上/200円(150円)、小学生・中学生/150円(50円) ※( )内は20名以上の団体料金。 ※ 障害者手帳をお持ちの方と、付き添いの方1名は半額になります。 ※ 特別展の観覧券で常設展示室もご覧いただけます。 ◎「着物で岩槻」割引:本展会期中、着物で岩槻人形博物館に来館すると、観覧料無料。 ◎ リピーター割引:本展会期中、本展観覧済の観覧券の提示で、団体料金(1枚につき1人1回に限り有効)。 |
主催 | さいたま市岩槻人形博物館 |
代表作を一堂に公開!

「助六」と写る岡本玉水(「岡本玉水人形新作展」リーフレットより)
岡本玉水(1898~1972)は、代々人形師の家系を継いだ4代目で、御所人形の名手として知られています。宮中の御用を務める一方、昭和3年(1928)には、平田郷陽(後の人間国宝)と共に、人形研究団体・白澤会を創立し、人形の芸術的確立を目指した人形芸術運動をけん引しました。その後も、昭和29年(1954)には第10回日展で北斗賞を受賞し、翌年には日展審査員を務めるなど、実績を重ねました。
玉水は御所人形の伝統技法を継承しつつも、新しい時代感覚を反映した独自の「玉水人形」の完成に向かって邁進し、歌舞伎や浮世絵など、古典を題材とした魅力あふれる人形を生み出しました。しかし、没後はそれらの作品が人々の目に触れる機会は多くありませんでした。本展は、昭和54年(1979)に遺作展が開催されて以来、約45年ぶりの回顧展となり、岡本玉水の全貌を明らかにする、初めての展覧会です。玉水とは如何なる人形作家であり、人形界にどのような足跡を遺したのか。作品を通してその生涯に迫ります。
主な展示資料

「矢の根」 昭和26~31年(1951~1956)頃 早稲田大学坪内博士記念演劇博物館蔵

「助六」 昭和37~38年(1962~1963)

提灯釣鐘弁慶 昭和25年(1950)頃 個人蔵

※ 所蔵表記のないものはすべて、さいたま市岩槻人形博物館蔵 ※ 11月7日(火)より一部展示作品が替わります。
関連イベント
講演会「宿命の人形づくり―岡本玉水の人形芸術」
日時:11月5日(日) 午後2時~3時30分 講師:本橋 浩介 氏(佐倉市立美術館副主幹・学芸員) 会場:当館会議室 参加費:無料 定員:30名 ※ 応募者多数の場合は抽選 締切:10月9日(月・祝)
【申込方法】 ◉ 往復はがき ① 応募イベント名、② 参加者氏名(ふりがな)、③ 郵便番号・住所、④ 電話番号を明記のうえ、当館までお送りください。 ※ 小・中学生の場合は、⑤ 学年、⑥ 保護者氏名(ふりがな)もご記入ください。締切当日の消印有効。 【申込先】 〒339-0057 埼玉県さいたま市岩槻区本町6-1-1 さいたま市岩槻人形博物館 宛
◉ インターネット 「さいたま市生涯学習情報システム」よりご応募ください。 ※ 受付は締切当日の午後11時59分まで。
スライドトーク「作品から見る岡本玉水の生涯」
日時:10月29日(日) 午後2時~(30分程度) 講師:担当学芸員 会場:当館会議室 定員:30名 ※ 申込不要。当日会議室にお集まりください。
学芸員による展示解説
日時:10月14日(土)、11月12日(日)、23日(木・祝) いずれも午後2時~(30分程度) ※ 申込不要、要観覧券。当日展示室前にお集まりください。
「着物で岩槻」割引:本展会期中、着物で岩槻人形博物館に来館すると、観覧料無料。
リピーター割引:本展会期中、本展観覧済の観覧券の提示で、団体料金(1枚につき1人1回に限り有効)。