タイ 張子玩具

本作は西澤笛畝が昭和6、7年(1931、32)にバンコクを訪れた際に収集した玩具の一部である。象を神の使いとして尊重するタイらしいモチーフ。左から二番目の象の被り物は、別作りの大きな耳が針金でつながれており、子供が被るとひらひらと揺れる仕組み。日本でもなじみ深い張子の玩具であるが、黄色、赤、黒といったビビットな彩色に南国の鮮やかな光を感じる。
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