常設展  御所人形 「葵の御紋」を展示しました!
公開日:2024年4月15日(月)

お知らせ
展示室2「コレクション展示 日本の人形」は定期的に展示替えを行っています。
西澤笛畝コレクションをはじめとする約5,600点の中から、季節や企画展・特別展などのテーマに合わせて、日本の人形を代表する名品や希少
品の数々を展示しています。

今回は、古典人形コーナーに御所人形「葵(あおい)の御紋」を展示しました。展示室3で4月27日(土)から開催する特集展示「こんな人形、集めました!-西澤笛畝の人形コレクション選-」と同様に、人形玩具研究家である笛畝の旧蔵品です。                                御所人形は、大きな頭に白い肌を持ち、三等身のフォルムで表された童子の姿をした人形で、日本人が持つ理想的な子供のイメージが重ねられています。今ほど科学医療が発達していない時代、生命力にあふれた健康的な童子の姿は、麗しく、めでたいもので、吉祥と子孫繁栄のシンボルとして、宮中や公家、大名や武家など、上層の人々の間で贈答品として重用されたものです。この作品の伝来は不明ですが、三つ葉葵紋の金糸刺繍が施された五つ紋の大袖を着用し、また、裾と袖には雪中牡丹文様の刺繍が華やかに施され、格調高い雰囲気があります。

その他、子供の成長を祝う節句人形、見て遊んで楽しむ古典人形、個性あふれる魅力の創作人形などを展示していますので、ぜひご覧ください!

    ​             
               御所人形 葵の御紋(江戸時代)                                     
 
学芸員による常設展展示解説
 毎月22日(休館日等の場合は次の開館日)は、にんぱく*の日    *岩槻人形博物館の通称
 日時:4月23日(火) 午後2時~(30分程度)
ボランティアによる常設展展示解説
 日時:5月3日(金・祝)、4日(土・祝)、5日(日・祝)
    ① 午後2時~ ② 午後3時~(各回20分程度)                         
※ 上記2つの展示解説は、当日、展示室前にお集まりください。申込不要、要観覧券。
 
 
 
PAGE TOP
PAGE TOP