お知らせ
常設展 「堤土人形 草摺引」と 野口光彦作「童心鏡戯之像」が登場‼
公開日:2023年10月5日(木)
お知らせ
展示室2「コレクション展示 日本の人形」は定期的に展示替えを行っています。
西澤笛畝コレクションをはじめとする約5,500点の中から、季節や企画展・特別展などのテーマに合わせて、日本の人形を代表する名品や希少
品の数々を展示しています。
今回は、郷土玩具コーナーに「堤土人形 草摺引(つつみつちにんぎょう くさずりびき)」を、創作人形コーナーには、御所人形の伝統様式と技法を基にしながら創作性のある人形を制作し、近代御所人形の創始者とも称される 野口光彦(1896-1977)の「童心鏡戯之像(どうしんきょうぎのぞう)」を展示しました。 「堤土人形 草摺引」は、歌舞伎を題材にしたもので、曽我五郎(左)と朝比奈(右)が鎧の草摺を引き合う姿を表しています。仇を討とうと勇む曽我五郎と、草摺にしがみつく朝比奈の滑稽な表情が対照的で面白い作品です。 「童心鏡戯之像」は、野口光彦の生み出す白い肌と滑らかな姿態の童子で、強い生命力や神秘性を感じさせ、あどけない表情が印象的です。
そのほか、子供の成長を祝う節句人形、見て遊んで楽しむ古典人形、個性あふれる魅力の創作人形などを展示していますので、ぜひご覧ください!
堤土人形 草摺引 童心鏡戯之像
学芸員による常設展展示解説
毎月22日(休館日等の場合は次の開館日)は、にんぱく*の日 *岩槻人形博物館の通称
日時:12月22日(金) 午後2時~(30分程度)
※ 申込不要、要観覧券。当日展示室前にお集まりください。